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婦人科疾患について…


子宮内膜症

子宮内膜とは子宮の内側を覆っている膜で、女性ホルモンの周期によって月一回脱落します。これが月経となります。通常の月経では脱落した子宮内膜は月経血として陰道に排出されます。しかし内膜症は、何らかの原因により子宮内膜組織が子宮以外の骨盤腔内に飛び出し、そこで増殖し脱落するために出血を繰り返します。

1)子宮内膜と他組織の親和性
内膜には粘着性があります。よって繰り返し出血・増殖することで周囲の組織に癒着を起こします。癒着した周囲の組織は気・血・水の循環不良をおこし、局所の虚血や器官の機能低下、炎症症状などを起こしやすくなります。

2)子宮内膜症の発生しやすい部位
  卵巣・卵管周囲・子宮周囲・子宮壁・腸や膀胱

3)子宮内膜症の症状
生理前に少量の出血を伴う事もあります。
生理前1~3日前から腰・尻・尾部・会陰部・肛門部・下腹部などが痛み始め、生理1~2日目には非常に激しい腹痛とともに生理痛が引き起こされます。生理の量が多く、生理の期間が長い、月経血の色は黒く、血の塊が混じることが多い、ドロドロしていてサラサラではない、排便痛・排尿痛・性交痛などもあります。

4)内膜症は不妊の原因となりやすい
中医学では、子宮内膜症には下腹部の骨盤腔内に強い血?(停滞した血液)があると考えます。下腹部の血行不良により、血液が運ぶ栄養素や酸素が充分に供給されず、腰・腹部・子宮・卵巣周囲・下肢の深部などの冷えとなります。また、循環不良により老廃物も溜まりやすくなり、排卵時や卵が育つためなどの様々なホルモン分泌障害なども起こします。ホルモンは子宮内膜の厚さや軟らかさに影響を与えるため、着床しにくい、流産しやすい体質になるなどの原因とも考えられます。



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