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腱鞘炎は、腱の周囲を覆う腱鞘の炎症です。
腱鞘の中を通っている腱は、通常は摩擦がなく手指の屈曲は滑らかに動くことができます。
しかし、その部分に何らかの炎症が起こっていると腱鞘のすべりが悪くなり摩擦が生じて
しまいます。
症状としては、患部の痛みと腫れ、また動かしづらさが見られます。腱自体の炎症である
腱炎を合併することが多いです。
代表的な病名に、指に起こる「ばね指」と手首に起こる「ドケルバン病」があげられます。
特定の原因は不明ですが、指や手首などの関節を反復継続的に使うことによる前腕や手の
腱鞘炎が多いです。また、関節炎や怪我などから生じることもあります。
職業的には手や指をたくさん使うピアニスト、打楽器奏者などの演奏家、漫画家、作家な
どの筆記具を使う仕事などに従事する方の発症例が非常に多い病気です。
また、腱鞘炎は女性にも多く見られます。
妊娠、出産期や更年期にホルモンバランスが乱れて、手が浮腫みやすくなることが原因だ
と考えられています。
西洋医学的治療としては、まず手首に負担をかけないようにする事が挙げられます。鎮痛
消炎剤、湿布薬、テーピングなどの処方を行います。
それでも効果がない場合は、腱鞘内に局所麻酔剤とステロイド剤を注射します。
東洋医学的には、腱鞘炎は腱や筋組織の疲労による炎症であることから、筋肉そのものを
つかさどっている「肝」に変調が起こり、全身の気血の変動起きたと考えます。
また、その「肝」に栄養を送り滋養している「脾」も変動を起こしていると考えられます。
「脾」は津液(体内の正常な水分)を全身に輸送して潤し、関節や筋肉がスムーズに活動出来
るように潤滑剤としての働きもあります。
「肝」と「脾」のバランスを整えることにより全体的に症状を治していきます。